食卓説明
今回のストーリー「有明海苔をつまみにしたら以外にもおいしい。これも主役に引き立たせられるかな。」
そんな食卓にはこちらを造ることとしました。
有明海苔が主役「有明海苔とシラスのペペロンチーノ」
より食材を引き立たせ、心満足いく食卓を造っていきます。
調理「有明海苔とシラスのペペロンチーノ」
食卓完成イメージ
メンバー(材料)紹介
食材達の紹介
海苔(有明海産)…大判1枚 g
ニンニク(青森県産)…10g
シラス(静岡県産)…50g
パスタ 1.8mm(バリラ社)…100g
ブイヨン…60g
オリーブオイル…20g
イタリアンパセリ…5g(2草)
ブイヨンは顆粒コンソメでもOKです。
調理工程
最初にパスタにあえる海苔を作っていきます。
板状のままあえますと固い部分が残りペースト状になりきらない可能性があります。
少しストレスに感じますね。
ブイヨン(チキンコンソメでOK)を鍋で沸騰手前まで温めます。
私は事前に作ったブイヨンを冷凍させているものを使っております。(便利)
そこに海苔を加えペースト状になるまでほぐしていきます。
水分が足りなければお水を足しててもOK。
海苔を煮込みすぎるとおいしい風味が飛んでしまうので、
ペースト状になったら小皿に移しましょう。
ニンニクを半分に切り1mm程度にスライスしていく。
ニンニクの芽が大きい場合は苦みの原因になるので取り除きます。
フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪をいれます。
次にフライパンをかたむけニンニクがオイルで浸ったら、
ここで重要な弱火でじっくりとニンニクに火を入れていきます。
ニンニクの色が少しきつね色になりそうなくらいでベースの完成です。
ニンニクの火入れは最後にも紹介いたします。
お湯を沸かしお湯の量の1%のお塩を入れます。
お湯が沸いたらパスタを入れていき、
袋表示の30秒前にパスタをざるに移していきます。(ゆで汁は少量を残しておく)
※パスタを作る際は同じお鍋に同じ量の水を入れ、
塩も図った量がご自宅のスプーン〇〇杯と覚えておくと次回以降が楽です♪
パスタをゆでている間にイタリアンパセリを刻んでいきます。
5mm幅くらいに刻んで用意します。
パスタがゆであがる30秒前になったらSTEP3のオイルベースを温めます。
温まったベースにパスタ、しらす、海苔、
追いオリーブオイル5g(2回し)を入れ混ぜ合わせます。
今回はパスタ一種なので真ん中に配置していきます。
ポイントは1つ目 余白、2つ目 高さです。
理想はリム(フチのような部分)との間に少し余白があるとグッです。
余白は高級感を出してくれますが、私の皿は大盛にしてしまったため余白がなくなりました…
80gくらいにすると余白がうまれてきます。
次に高さです。
少し高いかなというくらいの角度で盛付けると見た目もシャープな印象が出てグッです。
パスタをゆでる際に半分に折ると高さが出しづらくなります。
可能でしたらそのままの長さでゆでてみてください。
次に副菜を盛付けていきますが、その際にまとまり良く構成するため高さを出し成形します。
キャロットクラッセは斜めの角度と二段にして立体感を持たせる。
小松菜の塩ゆでは折りたたむことにより副菜としての品を持たせる。
立体感を出すことで陰影の顔つきも出て見栄えUPです。
盛り付けの仕上げはワンポイントで唐辛子を上にのせれば完成です。
食卓の感想
「うんんーーうまいっ!!海苔ってこんなにおいしんだ。優しい磯のうまみが口に広がる。おいしい。」
料理の味
大判海苔をペーストにして使用しましたが、
海苔の香りとうまみがストレートに来るので市販のペーストでなく
大判海苔から作ることをおすすめします。
新物のしらすも大きくうまみを感じペペロンチーノに非常によく合います。
それぞれの良さを感じ、一体感もうまみが増すおいしさでした。
盛付け
今回は量が多くダイナミックな印象でした。
もう少しコンパクトな印象の一皿も試して見たいです。
またと唐辛子を漬けた赤いオイルを少量かけても華やかな印象になります。
(かけすぎ注意笑)
コスト
海苔1枚で35円(40枚で1300円でした)
パスタ100gで100円、しらす50gで300円、
イタリアンパセリ2草で50円(200円/パック)、ニンニク30円/片、その他調味料etc…
一人前500円強で一皿を仕上げることができました。
500円で至福の一皿です。
食卓の紹介
今回使用させていただいたお皿「ロイヤルコペンハーゲン/ホワイトフルーテッド プレート 27cm」
白ベースということもあるが汎用性が高くどのような料理も気分を高めてくれる一皿。
特徴1「料理が引き立つバランス」
気品漂う存在感にもかかわらず許容性が高いため70点の料理でも満足感を得られます。
27cmプレートは1品料理には余白を持たせ高級感のある出来栄えに、
大き目なサイズ感はブルスケッタなどを乗せてパーティー料理にも使用が可能です。
この許容性は自身へ、客先へ活躍の場面が増えた一枚と実感しました。
特徴2「ブランド力に合わぬコストパフォーマンス」
5000円台でロイヤルコペンハーゲンの一枚が手に入るのは嬉しいかったです。
数万台の商品も多数あるが、その中でも手軽に使用可能な一枚です。
最初に所有する1枚としては敷居が低く気持ちも軽くなりました。
イメージは公式より引用
今回使用させていただいたメイン食材 粗の食庵さん「有明海産 焼のり」
海苔本来のうまみを感じられる…特に開封したてをおにぎりに巻き食べるとうまみをより感じます。イタリアンにもよく合う一品。
特徴1「有明海 -海苔作りに恵まれた海-」
恵みの海である有明海には九州で最大の筑後川をはじめ大小100を超える河川が流入しています。
その多くの河川や山から下りてくる栄養たっぷりの地下水が流入し、
その河川淡水の流入量と海の海水が混じりあうブレンドが海苔の養殖に最適な環境を作り出しております。
特徴2「有明海ならではの製法」
実は有明海の干満差(干潮、満潮の海面高さの差)は日本最大です。
なんとその高さ最大で6mも干満差があります。
有明海苔は干満差を利用した支柱式養殖が特徴であり、
満潮時には河川から流れ込んだたっぷりの栄養を吸収し、
干潮時には太陽の光をしっかりと浴び光合成をしていきます。
このとき支柱6mの高さを使い隅々まで日を浴びることで光合成が促進されていきます。
これを繰り返していくことで有明海苔と呼ばれる素晴らしい海苔が完成します。
特徴3「生産者さん達の努力はすごい」
近年の温暖化や経済活動の影響で環境変化で海苔の養殖にも課題が出てきております。
その状況でもプロの生産者さんたちは海苔を健康的に育てる収穫するため、
日々現場で環境条件を確認し清潔安心な海苔を生育しております。
収穫も海苔の締まり状態が一番いい夜中に収穫を行って、
収穫後すぐ新鮮なうちの加工に入るため持ち帰ります。
このような努力が最高の有明海苔を提供してくれております。
背景を学び、そのおいしさを感じていきたいです。
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今回行った調理の学び
ニンニク調理の知識
「香りをオイルに移す」
ニンニクのあの食欲をそそる香りはオイルに移っていきます。
その理由は以下の通りです。
加熱処理をすることによりニンニクの細胞が破壊され香りが発生します、
その香りは水よりもオイルに溶けやすい性質を持っております。
そのためオイルに香りが移っていき、
それと同時に香りがオイルに溶け込んでいるため揮発しにくくなり
持続して香りがオイルに残って料理の仕上げまで香りを残してくれます。
「においの原因」
ニンニクは組織を破壊(つぶしたり、すりおろすなど)すると強烈なにおいを発生します。
それはニンニクのアリインという成分が酵素と作用し結果においを発生しています。
加熱処理は酵素の力を失わせるためアリインとの作用が発生しにくくなります。
そのため先に上記のように加熱処理したニンニクは食べた後のにおいもあまり気にならなくなります。
「産地の違い」
店頭にはよく青森県産、中国産、スペイン産などのニンニクが置いてあります。
それぞれの特徴です。
国産(青森県産) | 中国産 | スペイン産 | |
---|---|---|---|
粒の大きさ(1片) | 非常に大きい ◎ | 小さい △ | 中~大きい 〇 |
味わい | 甘み、うまみが強い ◎ | あまり感じない △ | 旨味あり 〇 |
香り | 強い(良い香り)◎ | 弱い △ | 強い(良い香り) ◎ |
コスパ(1房) | 約300円 △ | 約40円 ◎ | 約100円 〇 |
国産にんにくを使用して作る料理は旨味も上がり、
におい残りも少ないのですが少し高価です。
私が愛用している青森県産ニンニクがたくさん入って安いお店をご紹介いたしますので試してみてください。
リピートしたくなるようなお店です。
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最後に
プリモピアット(第二の皿)として有明海苔とシラスのパスタを作りましたが抜群の相性でした。
料理でも組み合わせによるバランスが大事だと思います。
味(食材どうしの相性も)、見た目、気分が合わさり満足感が上がっていくのだなと感じました。
自分がよいと思ったもの、ダメと思ったものもお伝えすることができるようにまたチャレンジしていきます。
また、宜しくお願い致します。
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