2nd SET 黒系の皿で食卓を造る柳だこを使用した「タコのプッタネスカ風サラダ」

目次

 食卓説明

今回のストーリー「(テレビのニュースにて)夏野菜と旬のタコ旨そっ…、夏らしいもの作ってみたい。」

そんな今回の自宅で造る食卓はこちらを目指して造ることとしました。
 ヤナギダコとドライトマトを使用した「タコのプッタネスカ風サラダ」


食卓完成イメージ

皆様も一緒に造れるように丁寧な解説と、心が満足いく食卓を造っていきます。理「トリッパのトマト煮込み」

 調理「タコのプッタネスカ風サラダ」

メンバー(材料)紹介

メンバー(材料)紹介
【タコのプッタネスカ風サラダ】二人前
ヤナギダコ(北海道白糠産)…100g
ジャガイモ…300g
ブラックオリーブ…20g
グリーンオリーブ…20g
ケッパー…5g
ミニトマト…200g
パセリー…2g
塩…2g
ミモレット…g(あればでOK)


【バルサミコドレッシング】の材料
バルサミコ酢…15g
オリーブオイル…30g
大葉…3g(3枚)

調理工程

STEP
セミドライトマトを作る

まずミニトマトを1/2に切っていきます。
大きい場合は1/4でもOKです。
浸透圧で余分な水分を抜きうまみを凝縮させるために、
全体に少量の塩を振りかけて10分ほど置きます。
水分がにじみ出たらOK。

100℃のオーブンミニトマトを2時間程いれ完成です。
ご家庭にあるオーブンもよって火力が異なるので、途中で様子を見てあげてください。

すごく甘みのあるセミドライトマトが出来上がります。
セミドライトマトは完成したものはオリーブオイルにつけておくと1~2週間ほど保存ができます。

1.へたを取り、半分に切る
2.塩を振り、水分が出たらオーブンで焼く
STEP
ジャガイモをゆでて粉吹きにする

鍋に水をはり皮つきのままジャガイモをいれます。
お水の量に対して0.5%の塩と砂糖をいれて加熱していきます。
この塩と砂糖がおいしいと感じる下味をつけてくれます。
約15分ふつふつとした状態でゆでていき竹串がスッと入ればOKです

ゆでたじゃがいもの皮をむいたら8等分にカットします。
カットしたジャガイモは鍋に戻し5g(5㎖)の白ワインビネガーを入れたら
弱火で加熱しながら水分を飛ばしていき粉吹き状態にします。

1.ジャガイモがつかるくらいで茹でる
2.茹でたらすぐ皮をむき8等分に切る
3.鍋に白ワインビネガーをいれ火をかける
4.ある程度水分が飛び、粉吹きになったらOK
STEP
食材を合わせサラダベースを作る

オリーブ(グリーン、ブラック)を半分にて、ケーパーはそのまま使用します。
粉吹きにしたジャガイモを崩れないよう輪郭を意識して一口大に切り、
同様にタコも見た目にシャープさを出すためくし切りをイメージして切りますにします。
合わせてパセリは粗みじんにします。

カットした食材とケーパー、ドライトマト、塩、胡椒をさっくりと合わせます。
この時混ぜすぎると個々の食材の輪郭が崩れるので注意です。

1.オリーブを半分にし、ケーパーも用意する
2.ジャガイモは輪郭が出るように切る
3.タコの水分をペーパーでふき取る
4.輪郭をだすよう、くし切りをイメージして切る
5.パセリは粗みじん切りにする
6.全体をサックリと混ぜ合わせる
STEP
バルサミコドレッシングを作る

大葉を2~3mm程度の粗みじん切りにしていき、
バルサミコ酢、塩、胡椒、大葉を入れるさっくりと混ぜ合わせます。
これでバルサミコドレッシングの完成です。

1.大葉を粗みじんにする
2.大葉とドレッシングの材料を混ぜる
STEP
盛付ける

それでは盛付けに入っていきます。

まずメインであるサラダの配置はセンターから握りこぶし半分程度ずらします。
少しずらすことでサラダの重々しさが取れ見た目に軽いイメージが出ます。

盛付けの際には立体的に見えるようボールを置くように丸みを持たせ、
高さと幅のバランスが高さ対して幅が同じ程度か1.5倍位を目安に盛付けます。
合わせて見た目華やかにするめ側面にタコ、オリーブ、ドライトマトも
見えるように置いてあげてください。

次にサラダへバルサミコドレッシングを少量かけ、
お皿の余白部分にドレッシングを円を描くように流していきます。
見た目も流れるようきれいで、そのドレッシングで少し味を調整にも使えます。

最後にパセリとあればミモレットを削りかけてあげれば完成です。グッ

1.中心を外し、丸く立体的に盛付ける
2.ドレッシングをサラダと余白に流し掛ける
3.パセリと削ったミモレットを全体に散らせる
4.ルッコラなど添え野菜を置いて完成

 食卓の感想

「うんんーーうまいっ!!プッタネスカ特有の旨味が口の中で混ざり合う…なんておいしいんだ。」

料理の味
このサラダ本当においしいです。
タコの旨味にオリーブ・ケーパーの香り、トマトの甘みが最高の競演をしてくれてます。
ジャガイモがうまみを絡めてくれ、かつボリュームにより食べ応えも抜群です。
パスタでよく使われるプッタネスカですが、サラダに応用してもおいしく食べられます。

またバルサミコドレッシングの爽やかな酸味と大葉の風味で食べ進めるがさらに楽しくなります。
食べ合わせる組み合わせを変えたりと食事が心楽しく進んでいきます。

盛付け
今回のサクッと食べ進められるような一皿をイメージして表現してみました。
中心を外して盛付けてあげることで威圧感のない気楽さがお皿にも出てきます。
またプッタネスカは食材の彩りがそれぞれ豊かなので、
テンションが上がって食べることをより楽しみにさせてくれる料理です。

ワインにも相性抜群でお酒とダブルでテンションが上がってきます笑

コスト
今回は二人前の材料費です。
タコ 100gで320円
ジャガイモ 300gで80円(100g当たり26円)
オリーブ(黒) 20gで60円(100g当たり300円)
オリーブ(緑) 20gで60円(100g当たり300円)
ケーパー 5gで25円(100g当たり500円)
自家製ドライトマト 40gで100円(100g当たり250円)
※ドライトマトは多めに作って保存しました
バルサミコ酢 15gで48円(100g当たり320円)
大葉 3枚で30円(10枚当たり100円)
その他調味料etc…
一人前の合計金額は400円となっております。
自宅で作るとこんな料理もお手軽に食べられるのは本当にうれしいです。
外食が高くなっている中で最高の食卓です。

テーブルフラワーの紹介 「カスミソウ」

花言葉「感謝、幸福、無邪気、親切」
ナデシコ科のカスミソウは小さなお花が沢山つき、
様々な色もある種類が多岐にわたるお花です。
特徴は乾燥しやすいためドライフラワーなどにする場面も多く、
お花屋さんや切り花で販売されているときもドライな状態が多いため
割と長く飾ることができる特徴があります。

細身の枝から咲く花の雰囲気も美しく、
長く見て魅了されるようなお花です。

 食卓の紹介

プレート Noritakeノリタケ「オリッジ クーププレート28cm」

今回は日本を代表する洋食器メーカー「Noritakeノリタケ」のプレートを使用しました。
その品質と食器に込められた思いを紹介していきます。

特徴1「実はノリタケの食器は…」
国内ではイッタラやウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲンなどのメーカーが好まれる傾向があるが、
逆にノリタケは海外の人々から大人気のメーカーであり、熱狂的なファンを多く抱えている。
実際に日本の高い技術力にほれ込みノリタケの洋食器を購入する方々が多く、
そのことは本当にうれしく自分でも体験してみた次第です。
日本人なら是非一度は使って、その良さを感じてみてください。

特徴2「創業者の日本を豊かにという心意気」
ノリタケの創業者である森村市左衛門は武器などを扱う商人でした。
しかし、不利な国際為替相場で当時の日本からは国の財産である金が流出していきました。
その財産を外国から国内に取り戻すために外国貿易をはじめました。
それは日本国内を豊かにするためという市左衛門の思いでした。
この日本のための心意気がノリタケのスタートに当たります。

北海道 白糠町産の「ヤナギダコ」

今回の料理には北海道白糠町産のヤナギダコを使用させていただきました。
マダコや水ダコは認識ある方もいらっしゃると思いますが、ヤナギダコは知らなかったという方もよく耳にします。
新しい発見と食材のすばらしさを紹介していきます。

特徴1「噛めば噛むほど味わいを感じる身質」
ヤナギダコの特徴は①身質が柔らかい②噛むほど味わいを感じる点です。
広大な海で育ったその身質はたくさんのミネラルと旨味を蓄えており、
言い方がおかしいかもしれませんがホルモンのように噛むほど甘みが持続し、タコ特有の香りも長く感じられます。
水分量が多いため柔らかい身質ですが、ペーパーなどで少し強めに水分をぬぐってあげると
しまりが出てよりおいしさをダイレクトに感じることができるそんな食材です。
特にマダコなどよりも安価であり足一本でも販売しているので、
サラダやフリット、パスタなどで試してみてください。

特徴2「昭和50年代は不良な時期も経験」
ヤナギダコの収穫量が多い白糠町では昭和50年頃に大不良に見舞われ、
ヤナギダコの収穫がほとんどできなくなってしまう時期がありました。
特産品の復活を目指し、北海道が動きヤナギダコの卵礁を多数設置しました。
(卵礁…よくタコが土管に入っている絵を見ますがあれが卵礁です)
その成果が身を結び漁獲量が回復していきました。
現在の環境生態変化からもいつ食べられなくなるかわからないので、
今の安定供給してくれるうちにたくさん味わっていきたいです。

 最後に

今回のタコのプッタネスカ風サラダをご紹介させていただきました。
ヤナギダコを使用してプッタネスカ風にしましたが、
ツナやエビなどを使ったアレンジもよく合うのでおすすめです。
是非、自分なりのアレンジで楽しんでみていただければと思います試してみてください!

次回もテンションが上がる食卓を造れるよう精進していきます。グッ

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